歯茎の健康

歯の健康のためには、虫歯予防はもちろんですが、

歯茎のケアも大切です

 

歯茎歯の土台となる部分です。

そのため、歯茎がダメージを受けると、歯そのものにはトラブルがなくても、

歯が抜けてしまうことがあります

また、健康な歯茎は歯肉が淡いピンク色をしていて、

歯と歯の間の歯肉の形はきれいな三角形をしていますが、

歯茎の状態が悪くなってくると血色が悪く、

歯茎が腫れていることもあります

こうした歯茎を弱らせる原因になるのが歯周病です。

 

歯周病は、口の中にいる細菌の塊が歯に付着して歯垢になると、

歯と歯茎の隙間の中にまで繁殖の範囲を広げていきます

そして、繁殖した細菌が出す毒素で歯茎を腫らしたり、血や膿を出したり、

歯の周りの骨を溶かしていきます

 

こうした歯周病の解決策も虫歯と同じ、

しっかり歯磨きを行い、口内環境をよくすることです。

 

とくに歯と歯茎の間は、「歯周ポケット」と言い、

歯垢がたまりやすい場所

 

歯に対して45度の角度でハブラシをあて

歯垢をかき出すように小刻みに動かすことが、

歯茎のマッサージにもなります

 

また、歯磨きをしていると歯茎から出血する場合があり、

出血するのは「強く磨きすぎているから」と思っている方も

いるかもしれませんが、

歯茎からの出血は磨き残しの証拠です

歯垢がたまり、細菌が繁殖して炎症が起きているため

出血が起こります

 

歯茎から出血しているときは、やさしく磨きますが、

しっかり磨くことは続けてください

磨き続けていくうちに、歯垢は取り除かれ、

次第に歯茎から出血しなくなってきます

 

さらに、歯垢が残りやすいのは歯と歯の間です。

歯にモノが挟まるようなら、歯茎が弱っていたり

加齢で歯茎がやせてきている可能性があります。

 

歯と歯の間もしっかりと磨いてください

 

歯周病サイレントキラーとも呼ばれ、

症状が重症にならないと自覚症状が分からない病気です。

歯茎から出血する、口臭がするなど、気になる点がある場合には、

早めに歯科医で診てもらうことが大切です

 

 

※この内容は2019年3月に放送されたものです

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