看護の日
5月12日は「看護の日」です。
大人から子どもまで、一人ひとりが「看護の心」「ケアの心」を持ち、
理解を深めることを目指して1990年に制定されました。
5月12日というのは、近代看護の基礎を築いた
フローレンス・ナイチンゲールの誕生日にちなんでいます
そんな看護の日は「看護職」についてご紹介したいと思います
看護職には、看護師、准看護師、保健師、助産師の4つの資格があり、
専門的な知識や技術を用いて、人々の心身の健康を守り、
豊かな生活が送れるよう支援しています
それぞれの役割や特徴についてご紹介していくと、
看護師は、病院や自宅などで病気や怪我の治療を受けている患者や、
その家族を支援するのが主な仕事です。
医療チームの一員として、ほかの職種と連携を図り、
治療が円滑に進むようにするのも大事な役割です
准看護師は、看護師と同じように患者を支援しますが、
看護師とは異なり、医師、歯科医師、
または看護師の指示を受けて業務を進めるのが特徴です。
看護師、准看護師は、病院や診療所のほか、
看護系大学、企業の健康管理室、介護保険施設、福祉施設、
訪問看護ステーションなどさまざまなところで活躍しています
保健師は、地域の人たちの健康維持、増進に向けた支援と、
予防や衛生などの活動を行うのが主な仕事です。
病気や怪我をしている人だけでなく、
健康な人も含めてあらゆる世代の人を対象にするのが特徴です
保健師が働く場所は、
保健所、市区町村役場、保健センターが中心ですが、
企業などで健康相談に乗ったり、保健指導を行うこともあります
最後に、助産師は、妊娠から出産、育児に至るまで、
母子の健康を守るための一連の保健指導や援助を行うのが主な仕事です
思春期の悩みや更年期の症状など、
生涯にわたって女性の健康をサポートするのも大事な役割です
助産師の場合は、病院や診療所で働く以外に、
自分で助産院を開業することもできます
医療、保健、福祉の幅広い分野で、私たちの健康を見守ってくれる看護職
社会環境の変化や高齢化に伴い、
活躍の場は今後ますます広がっていきそうです
※この内容は2020年5月に放送されたものです
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アルプモーニングスマイル
パーソナリティー 秋本 和美
毎週月曜~金曜 朝8時15分~8時20分
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