カツオ
新緑が目にまぶしい季節が到来すると、
黒潮にのって日本沿岸を北上してくる「初ガツオ」。
青魚というとまず思い浮かぶのは、
脳の活性化や目にいい成分としてお馴染みの
DHA(ドコサヘキサエン酸)ですが、
カツオはこのドコサヘキサエン酸のほかにも、
生活習慣病や貧血、骨粗しょう症の予防に役立つ
栄・養・満・載のとっても優秀な食材です。
カツオの旬は春の5月~6月と
秋の9月~10月の年2回です。
春のカツオは「初ガツオ」、
秋は「戻りガツオ」と呼ばれ、
初ガツオは脂が少なくさっぱりしているのに対して、
戻りガツオは脂がのってコッテリした味わいが特徴です
カツオと日本人との付き合いは古く、
日本最古の書物「古事記」にも大和朝廷の祭事に
カツオが使われていたと書かれてあるようです。
古くから食されてきたカツオは高タンパクで
低脂肪のヘルシーな食材です。
さらにカツオの血合の部分には、
ビタミンAや疲労回復に役立つビタミンB1、
細胞の再生を促して発育を助けるビタミンB2、
鉄分などが含まれ、
その栄養価の高さはレバー並みといわれています。
なかでもビタミンB12は
魚の中でもトップクラスの含有量を誇ります。
ビタミンB12は赤血球の生成を助け、
鉄分とともに貧血を予防する働きがあります。
カツオの血合は臭みがあるから苦手という方も多いようですが、
健康を考えぜひ食べてみてはいかがでしょうか
またカツオには、
カルシウムの吸収を助けて骨粗しょう症を防ぐビタミンDや、
塩分を体の外に排出するカリウム、亜鉛などが
バランスよく含まれています。
さらに、脳の活性化や血液をサラサラにする効果のある
DHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)、
コレステロールを減らし肝機能を高めるタウリンも
豊富に含まれています
このため高血圧や動脈硬化、肝臓疾患などの生活習慣病、
悪性貧血や子どもの発育不全、女性の不妊症、ボケなどの症状を
予防する食材としてもカツオに含まれる栄養は注目されています
※この内容は平成29年5月に放送されたものです
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アルプモーニングスマイル
パーソナリティー 秋本 和美
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