おやつの選び方と食べ方
虫歯は、口の中の細菌が砂糖などを栄養にして作る酸によって
歯が溶けてしまう状態をいいます
虫歯ができる要素には、「細菌」「糖分」「歯の質」「時間」があり、
細菌や糖分の多さ、歯の質の弱さに加えて、
時間が経過することで発生するといわれています
したがって、虫歯を予防するためには、
「細菌の塊である歯垢をきちんと取り除くこと」
「糖分の取り方に気をつけること」
「歯の質を強くすること」
「食べる時間に注意すること」
が重要になります
なかでも、
お子さんを中心に気をつけたいのが「糖分の取り方」、
つまり、「おやつの選び方と食べ方」です
おやつの中には、砂糖の量や食べるのにかかる時間などによって、
虫歯になりやすいものと、なりにくいものがあり、
大きく4つのグループに分けられます。
最も虫歯になりやすいのは、アメやキャラメル、砂糖入りのガムなど、
砂糖を多く含んでいて、食べるのに時間がかかるものです。
次に虫歯になりやすいのは、
チョコレート、ケーキ、クッキー、菓子パンなど
砂糖を多く含んでいて、歯にくっついて口の中に残りやすいものです。
炭酸飲料やスポーツドリンクも、このグループに入ります。
比較的虫歯になりにくいのは、アイスクリーム、プリン、ゼリーなど、
砂糖を多く含んでいるけれども、食べるのにあまり時間がかからないものです。
そして、
最も虫歯になりにくいのは、バナナやリンゴ、サツマイモなど、
砂糖を含んでいないか、自然の甘みのみで口の中に残りにくいものです。
おやつを選ぶときには、この分類を参考にしてみてください
また、
食べ方で控えたいのが、何度も分けて食べる「だらだら食べ」です。
口の中は通常、唾液の働きで中性に保たれていますが、
飲食をすると酸性に傾き、虫歯になりやすくなります
だらだら食べをすると、口の中が酸性になる時間が長くなる上、
歯を修復する再石灰化が十分に行われず、虫歯のリスクが高まります
午前10時と午後3時など、時間を決めて一度にまとめて食べるようにしましょう
※この内容は2021年9月に放送されたものです
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アルプモーニングスマイル
パーソナリティー 秋本 和美
毎週月曜~金曜 朝8時15分~8時20分
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