お正月料理
新年あけましておめでとうございます
今年も皆さんの健康に役立つ耳よりな情報をお伝えしていきます
どうぞよろしくお願いいします
今日のお話は、
数ある定番の「おせち料理」の中から「数の子」についてです。
まず「数の子」は青魚「ニシン」の卵です。
「ニシン」と言う名前が、
二人の親(二親)と当て字にできることもあり、
「子宝に恵まれますように」といった子孫繁栄への願いを込めて、
縁起物として、おせち料理の中に添えられています。
「数の子」の黄金色は、見た目にも縁起がよさそうですよね
「ニシン」は明治から大正にかけて、
北海道沿岸で豊漁が続き、
ニシン漁で財を成した網元による
「鰊御殿」が建ち並ぶほどの隆盛を極めました。
ところが1950年代に激減
一時は幻の魚とさえ言われて、
特に数の子は「黄色いダイヤ」と呼ばれていたこともありました。
さて「ニシン」の卵「数の子」のお話です。
魚の卵、魚卵と言うと、
やはりカロリーと脂質が多めという印象がありますが、
生の「数の子」に限って言えば、
イクラなどと比べると、圧倒的にヘルシーなようです
そして、栄養分も確かです
まず、青魚の卵ですので、
人間の体の中では創り出すことのできない、
頭がよくなるとされる不飽和脂肪酸、
「DHA」や「EPA」が含まれています。
そして、親である「ニシン」よりも
多くの「たんぱく質」を含んでおり、
筋肉や体の組織、髪の毛や爪の健康を維持しつつ、
むくみの解消なども一層促してくれるそうです
また、魚の「たんぱく質」は、動物の肉よりも柔らかく、
消化しやすいというメリットもあります。
さらには、量としてはわずかですが強い抗酸化作用を発揮する
「コエンザイムキューテン」が食品の中では多めに含まれていて、
色素成分の一種として目の働きによい効果をもたらす
「ルテイン」も含まれています。
そして、プリン体が比較的少ないことが、
健康への安心材料とされる「数の子」ですが、
やはりコレステロールの量は多い部類ですので、
お酒の勢いで食が進みすぎると、
やはり好ましくないようです
他のおせち料理同様に、
控えめでも十分に栄養が取れる縁起物としていただきましょう
※この内容は2022年12月に放送されたものです
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アルプモーニングスマイル
パーソナリティー 秋本 和美
毎週月曜~金曜 朝8時15分~8時20分
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