いちじく

いちじくギリシャ神話旧約聖書にも登場し、

栽培される果物としては最も古い歴史を持っています

日本では江戸時代に長崎から入って、

全国各地で栽培されるようになりました。

生で食べるのが一般的ですが

ジャムコンポートにしても美味しく

缶詰やドライフルーツなどの加工品もあります。

 

いちじくには糖分

少量のビタミンB1B2ビタミンCカルシウム

鉄分灰分などの栄養素が含まれています。

また、便秘には繊維質のものを多く摂るのがいいと言われますが、

いちじくには、ペクチンという食物繊維が多く含まれています。

そのため、いちじくには腸の運動を活発にし、

便通を整える効果があります。

ただし子どもの場合は、

いちじくを食べ過ぎると下痢を起こす可能性があり

注意が必要です

 

更にいちじくは、肉や魚料理の後にデザートとして食べると、

胃の負担を軽くします。

肉料理や油っこい料理の後に食べるいちじくは、

さっぱりした風味と口当たりの良さが魅力です。

 

また昔から、いちじく民間療法としても効果があると言われています。

例えばいちじくの葉の根元を折ると、白い乳のような液が出てきます。

この粘り気のある液体には、

皮膚や筋肉を和らげたり滑らかにする効果があります

他にも手足の荒れや、ひじ・かかとが角質化して硬くなった時は、

いちじくの汁を塗るのが効果的です

いちじくの汁は、実をしぼり器でつぶして取ることができます。

1週間ほどいちじくの汁を塗っていると、

ガサガサ、ゴワゴワしていた皮膚に潤いが出てくると言われています

またウオノメやタコは、1日に数回、2週間ほど塗り続けることで、

ウオノメの芯が自然に落ち

タコも柔らかくなって治ると言われています

 

ただし、こうしたいちじくの使い方は

あくまでも民間療法として効果があるという話です。

症状を完治させるためには、専門の病院で診てもらうことが大切です。

 

※この内容は平成29年8月に放送されたものです

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