乗り物酔い
今回は「乗り物酔い」についてのお話です。
乗り物酔いとは、車や船飛行機などの乗り物に乗ると、
気分が悪くなって冷や汗が出たり、
嘔吐してしまう症状の事です
私たちの体は、
耳の中の内耳にある前庭や三半規管によって、
平衡感覚が保たれています
ところが乗り物に乗ると揺れやスピードの変化が内耳を刺激して、
平衡感覚や自律神経が乱れて、乗り物酔いの症状が出てきます。
また、睡眠不足や体調不良、満腹、空腹、不快な臭い、
車内での読書、「酔うかもしれない」という不安感
なども要因と言われています。
乗り物酔いの症状が起こったら、
降りられるようなら我慢せずに乗り物から降りて、
深呼吸をしたり、遠くの景色を眺めたりしてリラックスしましょう。
すぐに降りられない場合は、ベルトや衣服をゆるめて横になったり、
風通しを良くして新鮮な空気を吸ったり
軽くストレッチして体の緊張をゆるめたり
おしゃべりをして気を紛らわせたりしましょう。
乗り物酔いであれば、しばらくすれば回復します。
乗り物酔いの予防法としては
「前日はしっかりと睡眠をとる」
「満腹・空腹を避ける」
「体を締め付けるような服装を避ける」
「揺れの少ない席に座る」
「遠くの景色を見る」
「酔い止め薬を飲む」などが挙げられます
酔い止め薬は、平衡感覚や自律神経の乱れを整えて、
乗り物酔いを予防したり緩和したりする効果が期待できます。
作用としては眩暈や吐き気などを抑える抗ヒスタミン作用、
自律神経の興奮を抑える副交感神経遮断作用などがあります。
酔い止め薬は気分が悪くなってから飲んでも効果がありますが、
予防のためには、り物に乗る30分から1時間前に服用すると効果的です
酔い止め薬には、錠剤やカプセルの他
ドリンク剤やチュアブル錠もあります。
チュアブル錠は、かみ砕いて唾液で溶かして飲むタイプの錠剤で、
水なしで服用できるので、外出先でもすぐに飲めて便利です。
酔いやすい方は自分に合った
酔い止め薬を用意しておくといいでしょう。
※この内容は平成30年5月に放送されたものです
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アルプモーニングスマイル
パーソナリティー 秋本 和美
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