骨粗しょう症

骨粗しょう症は骨の主成分であるカルシウムが少なくなって、

骨が脆くなる病気です。

骨は新陳代謝を繰り返して絶えず新しい骨へと生まれ変わっていて、

成人の場合は3年から5年で全身の骨が入れ替わるそうです

新しい骨を作るためにはカルシウムが必要になりますが、

カルシウムが不足したり加齢によって

カルシウムの吸収率が悪くなったりすると、

骨の中のカルシウムが血液中に溶け出して

骨が脆くなってしまいます

特に女性は元々骨が細く、筋力が低いうえに、

女性ホルモンの分泌の低下によってカルシウム不足になりやすいため、

骨粗しょう症になりやすいそうです

 

骨粗しょう症になると、転倒した際に手をついたりお尻を打ったりして、

手首や肩、足の付け根などを骨折しやすくなったり

背骨の圧迫骨折が起きたりします

なかでも足の付け根を骨折すると、

これをきっかけに寝たきりの状態になる人が少なくありません

 

骨粗しょう症を予防するには、

骨の量と筋力をアップさせる運動カルシウムの摂取が大切です

骨の量を増やすには、ウォーキングがおすすめです

ウォーキングは骨に適度な刺激を与えて、骨密度を高めてくれます。

筋力をアップさせるには、

背中や足、お腹の筋肉を鍛える運動がおすすめです

 

カルシウムは、1日にあと200mg多く摂取するよう心がけましょう

成人の1日に必要なカルシウムの量は、およそ600mgですが、

骨粗しょう症予防のためには、

あと200ミリグラム多く摂ると良いそうです

 

カルシウム200mgというのは、

例えば牛乳ならコップ1杯小松菜なら3分の1把

木綿豆腐なら2分の1丁が目安になります。

あわせてカルシウムの吸収を助ける

ビタミンDや骨を作るビタミンKを摂ると、

カルシウムの吸収をアップさせることができます。

ビタミンDは、サンマイワシ干ししいたけなど、

ビタミンKは、モロヘイヤほうれん草

納豆・干しひじきなどに多く含まれています。

 

将来、寝たきりにならないためにも、

早い段階から、骨粗しょう症の予防を心がけましょう。

 

※この内容は平成30年9月に放送されたものです

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アルプモーニングスマイル
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