りんご

 

イギリスには、

“An apple a day keeps the doctor away”

ということわざがあることをご存じでしょうか

 

「1日1個のりんごを食べていれば医者にかからなくて済む」

という意味ですが、

実際にりんごには健康や美容への期待できる成分がたくさん含む一方で

低カロリーという体にとって理想的な個性が備わっている食べ物であることが知られています

 

皮つきりんごの100グラム中のエネルギーは

なんと60キロカロリー強で、

まるまる一個はおよそ200キロカロリー台カロリー

 

さらにりんごの中には、

 

むくみの原因となり血圧にも影響を与える、

塩分・ナトリウムの排出をサポートしてくれる「カリウム

 

ビフィズス菌などの腸内善玉菌を増やし、

血糖値の急激な上昇や血中コレステロール値を抑えてくれる「食物繊維

 

抗酸化作用を持ち、

鉄分の吸収をサポートしてくれる「ビタミンC

 

そして、「ビタミンC」と同じ抗酸化作用に合わせて、

血液の中の脂質の酸化をケアしつつ、

悪玉コレステロール値の低下を促してくれるりんごポリフェノール

 

などが挙げられます

 

「リンゴポリフェノール」は様々な成分で構成されていますが、

そのおよそ6割を占めているのが「プロシアニジン」です。

ポリフェノールといえば、緑茶の「カテキン」や、

赤ワインなどに含まれる「レスベラトロール」が一般にもよく知られていますが、

 

「プロシアニジン」はそれらよりも更に

抗酸化力に優れていることが明らかになっています

紫外線による肌トラブル対策抗アレルギーおよび免疫力の獲得

内臓脂肪の軽減、糖の代謝の制御、髪の育毛など、

研究結果として様々な作用が発表されているそうです。

 

こうしたことから「りんご」は

健康面でも、美容面でも大注目のフルーツと言えます

 

※この内容は2022年4月に放送されたものです

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アルプモーニングスマイル
パーソナリティー 秋本 和美
毎週月曜~金曜 朝8時15分~8時20分
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桜の塩漬け

 

桜の花の塩漬け」は、

今では、スーパーなどの店頭やインターネット通販でも

簡単に手に入るようになり、より身近なものとなりました

インターネットなどを覗いてみますと

「塩漬け」のレシピもたくさん公開されています

 

まず、用意する材料は、

七分咲きの桜の花をお好きなだけ、その量の三割ほどの塩に、適量の赤梅酢もしくはレモン汁です。

なお、桜の花の種類としましては、

色が濃く香りの強い「八重桜を使うのが理想とのことです。

 

作り方はまず、

桜の花を軸から摘み、水洗いしてから水分を拭き取ります。

次にジッパーなどに入れてをまぶしてから、重石をして、一晩置きます

そして、赤梅酢レモン汁を花全体に行き渡るように入れたところであらためて重石をします。

そして、一週間ほどたったら重石を外し、水分を拭き取って、陰干し

軽く乾燥させた後に塩と一緒に瓶詰めして保存すれば完成です

 

完成した「桜の花の塩漬け」は、ご飯おにぎりなど、

「塩っぱさ」がアクセントになる食べ物にはそのまま使えるのですが、

 

クッキーやアイスクリームなどのスイーツなどに添えたり、混ぜ込んだりする場合は、

ちょっぴり塩味が過ぎるので、塩抜きが必要となります

 

塩抜きは手間がかかるようにも見えますが、

たっぷりの水に10分から20分、漬け置くだけでOKです

 

ほどよい塩梅を探りながら、自分好みの桜グルメを生み出して、

より気軽に春を感じましょう

 

※この内容は2022年4月に放送されたものです

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体にいい油

 

人が生きていくために不可欠な

三大栄養素は「タンパク質」「糖質」「脂質」で、

油はその中の「脂質」を補完してくれる大事な栄養素です。

 

「脂質」「油」と聞くとついつい、

肥満、そこからの生活習慣病を心配しがちになるのですが、

肌に潤いをもたらしてくれたり

油に溶けやすいビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンKなどの

脂溶性ビタミンの吸収を高める役割を担うなど、

私たちの細胞やホルモンにとっては重要なエネルギー源となります

 

そんな「油」には様々な種類があり、そのメリットやデメリットも様々です。

例えば、油の主成分となる脂肪酸だけを見ても、

「飽和脂肪酸」「不飽和脂肪酸」の2つに分けられますが、

まずは「飽和脂肪酸」について、触れてみましょう。

 

「飽和脂肪酸」は、主に肉類やバターなどに含まれる脂肪酸で、

重要なエネルギー源ではあるものの、

摂取しすぎると、悪玉コレステロールを増やしてしまうため

動脈硬化や心疾患、肥満、糖尿病などのリスク高まってしまいます

 

一方、魚の油や植物油に含まれている「不飽和脂肪酸」は、

コレステロール値を下げる働きもあり、生活習慣病への効果も期待できます

この「不飽和脂肪酸」にも種類があります。

「オリーブオイル」などの「オメガ9系」「一価不飽和脂肪酸」の位置づけ、

一方「べに花油」や「ゴマ油」などの「オメガ6系」

「エゴマ油」、「アマニ油」などの「オメガ3系」「多価不飽和脂肪酸」となります。

 

「一価不飽和脂肪酸」「多価不飽和脂肪酸」それぞれのメリットが知られています。

「多価不飽和脂肪酸」の中でも特に「オメガ3系」は、

血液中の中性脂肪を減らし

血液をサラサラにして血栓ができるのを防ぎ

不整脈や動脈硬化を防止する働きが期待できるそうです

 

※この内容は2022年3月に放送されたものです

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花粉症

 

月も変わって、弥生3月に入りました

本格的な春到来も待ち遠しい今日この頃ですが、

逆にこの時期、あまり歓迎できないのが「花粉症」ですよね

 

環境省が作成した「環境保健マニュアル」によると

日本で最も多い花粉症は、地域差はあるものの、

ちょうどこの時期に見られる「スギ花粉」による花粉症です。

 

個人に与える影響はもちろん、社会的損失も大きな疾患として、

発生源対策花粉観測体制の整備治療法の開発、発症の仕組みに関する研究が、

関係省庁によって行われているそうです。

 

体内に侵入した「花粉」を異物と認識し、抗体を作って再度侵入した場合に

排除する正常な免疫反応がなんらかのきっかけで過剰になってしまった

アレルギー症状が「花粉症」です。

 

この「花粉症」は1960年代の「ブタクサ」の報告以降年々増え続けています。

主な症状は、アレルギー性鼻炎や目のかゆみ

流涙などのアレルギー性結膜炎ですが、

まれにあるのが喘息やアトピー性皮膚炎です。

 

実は「花粉症」は、農家の人がハウス内での受粉作業で受ける特殊なものも含めると、

報告されているものだけでも50種類以上あるそうです

 

基本的な原因については、

スギ、ヒノキなどの樹木と考えてよさそうですが、

イネ科、キク科、アサ科など草によるものなど、実に様々です。

 

そこで季節性からを推測したり、

検査による特定で、より具体的な対策を取ることが大切です

 

日頃から、花粉の飛散予測情報などチェックして、

特に花粉が多く飛散する昼前後と夕方の外出に注意を払い、

マスク、眼鏡、花粉が付着しにくい服、

手洗い、洗顔、室内の掃除、換気を意識しましょう

 

また免疫の落ちる飲酒喫煙などを避け、

規則正しい生活で、花粉の季節を乗り切りましょう

 

なお検査や治療は、

耳鼻咽喉科、眼科、アレルギー科など専門の医療機関、

地域によっては内科・小児科でも受けられますので、

生活や体への支障が大きい方は、早めの対処をお勧めします。

 

※この内容は2022年3月に放送されたものです

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