正しいお酒の楽しみ方

 

今回は「正しいお酒の楽しみ方」をテーマにお届けしたいと思います

 

まずは「食前酒」についてです。

食前に少量のお酒を飲むと、胃液の分泌を促して、

食欲を増進させるプラスの効果が発生すると言われています。

 

イタリア発祥の「食前酒」は食欲増進効果を促すことはもちろん、

会話を心地よく弾ませる効果も期待できます。

少量で、アルコール度数の低いお酒をいただくのが基本となっています

 

逆に、空腹の段階で大量にアルコールを摂取すると、

胃腸に強い刺激を与えてしまい、粘膜を荒らしてしまうことになります

さらにはアルコールそのものが身体に吸収されやすくなってしまうことで、

様々な弊害を引き起こしやすくなります

 

また、飲む速度も大事です。

速いペースでお酒を飲むほど、血液中のアルコール濃度が急上昇し、

身体への障害が生じやすい状態に陥ってしまいます。

そこで空腹状態を防ぎ、ペースを抑えるためには食べながら」がポイントです

 

特にたんぱく質脂質を多く含んだ食べ物を意識すると、

アルコールと胃の粘膜の接触が緩和され、

アルコールの吸収がゆるやかになって、胃腸の障害の予防に繋がります

このため何を一緒に食べるかを意識することも有効な対策になると思います

 

なおお酒を飲んだら絶対にハンドルを握らない。

社会の常識をしっかり守りましょう。

 

※この内容は2022年1月に放送されたものです

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アルプモーニングスマイル
パーソナリティー 秋本 和美
毎週月曜~金曜 朝8時15分~8時20分
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お正月の食事と健康

 

新年あけましておめでとうございます

 

今年も皆さんの健康に役立つ耳よりな情報をお伝えしていきます

どうぞよろしくお願いいします

 

きょう取り上げるのは、「おせち料理」です

漢字では「御(おん)」と「節(ふし)」で記す「おせち」ですが、

その名前の由来は元旦だけでなく、五節句などの節目を祝うため、

神様にお供えして食べられていた御節供(おせちく)」から来たもので、

江戸時代に庶民に広がるにつれ、

最も大切なお正月にふるまわれる料理として定着していったそうです

 

収穫物の報告、感謝の思いを込めて、

その土地で獲れたものをお供えしていた「おせち」の文化は、

暮らしや文化が豊かになるにつれて今のご馳走のカタチになったそうです

 

また、かまどの神様や、主婦に対し、

正月三が日は休んでもらおうという心遣いから、

保存のきく食材が中心になったと言われています

 

ところで、めでたさを重ねるという意味合いで、

重箱」に入れられるおせち料理は、

一の重」に、「祝い肴」と酒の肴になる「口取り」

二の重」に、縁起のいい海の幸を中心とした焼き物、酢の物や和え物

三の重」に、家族が仲良くいられるようにとの意味から

 

山の幸を中心とした「煮物」を詰め込む「三段重」が主流ですが、

それぞれの段に彩られる食材一つ一つにも、

ウィットにとんだ「なるほど」な意味がありますし、

 

和のご馳走を丁寧にかみしめながら、

思いも新たに、いい一年のスタートを切りたいですね

 

「おせち料理」には、縁起を担ぐいわれだけでなく、

薬膳の国、中国から伝わってきたことにも納得できる

健康食」としての魅力も備わっています

 

※この内容は2022年1月に放送されたものです

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パーソナリティー 秋本 和美
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冬の感染症

 

さて今週末にはクリスマス週が明ければ年末、年越しです

シーズン真っ盛り…ということで、

「冬の感染症」ついてお話しします

 

気温が低くなり、空気が乾燥する冬場は、

「風邪」「インフルエンザ」にかかりがち。

特にインフルエンザのピークは、これからと言われています

 

なぜ空気が乾燥していると「風邪」や「インフルエンザ」にかかりやすいのかと言うと、

風邪やインフルエンザの原因となるウィルスそのものが水分を含んでいるためです。

 

湿度が高い場合は、

ウィルス自体が空気中の水分を取り込んで重くなるため、空気中を漂えなくなります。

反対に、空気が乾燥している環境なら、

ウィルスに含んでいる水分も蒸発するので、長時間、空気中を漂えることになります。

 

加えて、冬場は体温が下がりやすく人の抵抗力も弱まるので

浮遊したままのウィルスが口や鼻から侵入すると

より簡単に感染してしまうそうです

 

また子どもやお年寄りはもともと抵抗力が弱いので

さらに感染する確率は高くなります

 

ですから外出時はマスクを着用し、帰宅後は手洗い消毒などを心掛けることが大事ですが、

これは、新型コロナウィルスへの感染対策で

既に皆さんの習慣となっていますね。より油断せずに、心がけたいですね

 

室内、自宅での感染対策も忘れてはいけません

冬場の室内は暖房器具を使用していると、外よりも湿度を下げてしまいます。

加湿器などを活用し、小まめに湿度をチェックしながら

50%から60%の湿度を保つことが必要です。

 

ただ、ところどころに加湿器を設置するのは難しかったり、

「もう少しエコに」という場合は、

洗濯物など濡れたものを部屋干しするなど、工夫をしてみるのもいいでしょう

またストーブの上にやかんを置いておくのも効果的です

 

今はデスク上で使えるような電気を使わない小型の加湿器も多く出ていますので、

感染リスク対策を兼ねた、ストレスのない環境づくり、

楽しんでみてはいかがでしょうか

 

※この内容は2021年12月に放送されたものです

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パーソナリティー 秋本 和美
毎週月曜~金曜 朝8時15分~8時20分
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音と健康

 

さて、今日12月6日は「音の日」です

 

「音の日」は、1877年の今日、

トーマス・エジソンが自ら発明した蓄音機で音を録音・再生することに成功した日ということで、

日本オーディオ協会が制定した記念日なのですが、

 

オーディオで音楽を楽しむなどの行動で

心と体を健康に導く「音楽療法」という治療法があることを、

皆さんはご存じでしょうか。

 

聴いたり、歌ってみたり、楽器を演奏してみたり、

音楽に合わせて体を動かしたり、音楽の楽しみ方はさまざまですが、

それらの全てを活かした「音楽療法」が現在、

様々な医療、介護、教育現場などで活用されています

 

風邪やけがが治るといった、

根本的、直接的な治療効果を期待するものではありませんが、

「病は気から」という言葉があるように、

勇気づけられたり、癒されたりといった、音楽特有の心地よさが安心材料となります

 

病気の治療や障害の改善を促すという間接的な位置づけで、

その役割は「重要」との評価を受けています

 

「音楽で癒し」となると、巷でよく見かける

ヒーリングミュージックリラクゼーションCDを鑑賞するなどの

個人的な気分転換とも混同しがちですが、

 

「音楽療法」は、

「音楽療法士」の資格を持つ専門家が必要とする人に向き合い、

それぞれに必要な音楽やその活用法を割り当て治療方針に合わせて、

継続的に経過を見守るれっきとした「治療法」となります

 

音楽はもともと、健康な人がより健康的に過ごすためにも

日々、重要な役割を果たしてくれています

 

その力には、

痴呆やアルツハイマー、自閉症、ADHD、ダウン症といった

発達障害や統合失調症などの神経障害、

そして言語障害や肢体不自由などの機能障害まで、

内面からの改善を促す効果があるともされていて、

奇跡とも言えるような改善に対して、

「音楽療法」が関わっているとの実証報告も出ているそうです

 

※この内容は2021年12月に放送されたものです

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