のどの痛みについて

 

今寒い時期は特にケアを心がけたい、「のど」をテーマにお話していきます

 

予防」について

 

まずのどを痛める原因を作らない、

先回り」の生活習慣をつけることが大切です

 

例えば、普段から大声で話したり、歌ったりする場面が多い人であっても、

やりすぎない」ことを心掛けることはもちろん、

普段からマスクをしたり、水分をこまめに取ったり、

身の回りの掃除を定期的に行うことで、リスクを減らすことはできます。

 

飲酒や喫煙なども、

直接のどの炎症を引き起こす原因となり、体にも悪影響を及ぼす場合もあるので、

節度を守って、心地よくたしなむ意識を持ちましょう

 

そして、こまめにうがいを行うことです。

外からキャッチしたウィルスほこりといった異物を洗い流すことで

のどの炎症はもちろん、その先にある、様々な弊害を予防することができます

 

水でもよいですが、お茶うがい薬だとより有効です

口の中をくちゅくちゅと動かして水を巡らせ、

発声でのどを開き、含んだ水が温かくなったところで吐き出します。

これを数回繰り返しましょう。

 

室内では加湿器などを活用することで、

のどの乾燥をより効果的に防げますので、こまめな水分補給と併せて、意識しましょう。

 

そして、免疫力を下げない食事を意識することも大事です

栄養バランス適度な運動十分な睡眠は、

のどだけじゃなく、体全体の健康にも繋がります。

 

また睡眠時に特に影響のある「口呼吸」の改善もカギになります

口が開きがちだと唾液が蒸発しやすくなり、乾燥、そして繊毛の機能の低下に繋がります。

 

ただし、これは意識的に改善することは難しいので、

朝起きたら常に喉がカラカラだな、と実感のある方は、耳鼻咽喉科への受診をお勧めします

 

のどの痛みは、ただの不快感から病気に繋がるかもしれない、

負の連鎖を未然に知らせる黄信号です。冬支度の一環としてしっかり備えましょう

 

※この内容は2021年11月に放送されたものです

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アルプモーニングスマイル
パーソナリティー 秋本 和美
毎週月曜~金曜 朝8時15分~8時20分
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鍋と健康について

 

11月7日の日曜日は、

い・い・なべで「鍋の日」でした

 

「鍋の日」は、鍋料理に欠かせない

「つゆ」などを作っている愛知県の食品メーカーが提唱して、

日本記念日協会が正式に認定、登録した記念日です

 

基本的には毎年、

11月7日が「立冬となることが多く、

 

冬のはじまりを感じ鍋がおいしくなる季節のはじまりにちなんで、

「家族で囲んでほっこりましょう」とのテーマで制定されたそうです

 

「立冬」は、

9月23日頃の「秋分」と、12月22日頃の「冬至」との中間に位置する

が極まり、の気配が立ち始める頃」で、

この日から2月4日頃の「立春」の前日までが「冬」という位置づけになります。

 

陽の光が弱くなり、朝夕など冷え込む日が増える節目…

「立冬」を意識するだけで、心なしか寒さに敏感になってしまいますよね

 

実は

「立冬」が絡む「食」の記念日は鍋にちなんだものだけじゃなく

「立冬はとんかつの日」「夜なきうどんの日」などもあり、

アツアツの食べ物を欲するシーズンがやってきたのだなと実感します

 

ちなみに…

「鍋の日」に重なるものでは、

同じ数字の語呂合わせから生まれた「もつ鍋」の日や、

鍋と一緒に日本酒も楽しみましょうと提案する「鍋と燗の日」もあるそうですよ

 

私たちが住む北陸には

美味しい日本酒もたくさんありますので

その相性からも旬の食材盛りだくさんの鍋は最適なご馳走ですよね

 

お肉やお魚、野菜などを煮込むビジュアルから、

「体によい」「体があたたまる」効果が見た目から伝わる「鍋料理」は、

色んな意味で「おいしい」存在です

 

最近は、

より多くの栄養を摂取できるものよりヘルシーを追求したものなど、

プロの方が工夫をこらした進化系のレシピも続々と公開されていますので、

今年はますます、おいしい鍋を楽しめそうです

 

全国的にも厳しいとされる石川の冬はすぐそこです

まずはそれぞれの体への冬支度しっかり備えていきましょう

 

※この内容は2021年11月に放送されたものです

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ビフィズス菌と乳酸菌の違い

 

腸内環境を整えることで、

私たちの体に色々な良い影響を与えてくれる乳酸菌は、

 

ヨーグルトやチーズ、味噌や醤油、漬け物など、

多くの発酵食品にも含まれる「善玉菌」です。

 

「ビフィズス菌」については、

広い意味で乳酸菌のひとつとされながら大きく異なる特徴が2つあります。

 

つ目は、

乳酸だけでなく、酢酸もつくること。

 

つ目は、

酸素があると死滅してしまう菌であることです。

 

「ビフィズス菌」は、

フランスの研究者ティシエが母乳栄養児の糞便から発見した菌です。

 

YやVの字のように枝分かれしているという特徴を持っていたため、

ラテン語で「枝分かれ」を意味する

「ビフィッド」という単語から名付けられました。

 

細菌を「酸素要求」の強さで分けると、

 

酸素を必要とする、ブドウ球菌などの「好気性菌」

 

酸素があっても無くてもよい、

乳酸菌・大腸菌などの「通性嫌気性菌(つうせいけんき)」

 

酸素があると死滅する、

ビフィズス菌などの「偏性嫌気性菌(へんせいけんき)」

 

となり、その性質の違いが名前からも見て取れます

 

そして

「偏性嫌気性菌」となるビフィズス菌は、

乳酸菌がつくる乳酸に加え、大腸の中で酢酸もつくるわけですが、

 

酢酸には、

大腸菌など悪玉菌の繁殖を抑えたり

大腸の粘膜を保護する強い殺菌力を持つという特徴があります

 

乳酸菌は、主に小腸で働きますが、

大腸にいる善玉菌は、約99.9%がビフィズス菌で残りが乳酸菌とされており、

その活躍の場にも、大きな違いがあるんです

 

ただ、

胃酸で死んでもほかの乳酸菌の餌となり、

善玉菌を優位に働かせてくれる乳酸菌は、

ビフィズス菌を大腸に届ける上で、欠かせない存在

 

乳酸菌とビフィズス菌は、

補い合い、高め合う仲間であり私たちの体にとってはどちらも不可欠な存在となります

 

両方をしっかり補うことが腸内環境を整える上で大事です

 

※この内容は2021年10月に放送されたものです

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アルプモーニングスマイル
パーソナリティー 秋本 和美
毎週月曜~金曜 朝8時15分~8時20分
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コーヒーと健康

 

10月1日は、

全日本コーヒー協会が1983年に定めたコーヒーの日」でした

 

国際協定によってコーヒー豆の収穫が終わり、

新しくコーヒー豆を作り始めるタイミングで、

コーヒーにとっては年度初めに当たるそうです。

 

私たちの暮らしの中で、挽き立て、淹れ立てのコーヒーは、

深い香りと味わいで多くの癒しを与えてくれますが、

 

全日本コーヒー協会の情報発信サイトを見てみると、

「コーヒーと健康」をテーマに、

実績のある研究者や研究機関が導き出した実証に基づき、

様々な「体によい」効果も示されています

 

例えば、コーヒーの有効成分となる、ポリフェノールカフェインについて

 

色素や苦みの成分である「ポリフェノール」には

動脈硬化を抑える抗酸化作用があり、

 

眠気を覚ます興奮作用を持った「カフェイン」には

自律神経の働きや集中力を高めるだけでなく運動能力を高める働きもあるとのことです

 

さらに、2015年の国立がん研究センターの発表によると、

日本人に多く見られる心疾患、脳血管疾患に対しての有効性や、

安静時の心拍数を抑える作用メタボリック症候群になりにくくするなど、

気になる最新の研究結果検証報告があげられていました

 

もちろん、健康な毎日はコーヒーへの偏りで得られるものではありません。

 

説明の中でも正しい食生活と適度な運動で実現するものです、との補足もありました。

 

とはいえ

 

コーヒーにはまだまだ知れば知るほど、

もとい、煎れば煎るほど深い旨味がありそうですね

 

※この内容は2021年10月に放送されたものです

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