新社会人の体調管理
新年度が始まり、
社会人として新しい一歩を踏み出した方も多いでしょう
社会人になると、生活のリズムが大きく変わります
慣れない環境や人間関係、食生活の乱れ、
初めてのひとり暮らしなどから、
体調を崩しやすくなりますので、自分できちんと体調を管理することが大切です
基本として心がけたいのは、規則正しい生活です
学生時代、夜型だった人は朝型の生活に移行し、
社会人としての生活リズムに慣れていきましょう
休みの日も平日と同じ時間に起床するなど、
毎日のリズムをできるだけ崩さないようにすると、ペースが整ってきます
朝起きたら、必ず朝食を食べましょう
朝食を取ることで体や脳が動き始め、集中力が高まって仕事がはかどります。
食事の内容は、栄養のバランスを意識して、
特に野菜を積極的に食べるよう意識してください
残業などで夕食が遅くなる日は、夕方におにぎりなどで空腹を満たして、
帰宅後の食事は軽く済ませるようにしましょう
ストレスをコントロールすることも大切です
緊張や不安、プレッシャー、初めてのことの連続で、
自分でも気づかないうちにストレスがたまっていることがあります
失敗やミスをすることもあると思いますが、
自分なりの気分転換やストレス解消法で、
嫌な気持ちを引きずらず、サッと切り替えていきましょう
困ったことや心配なことがあれば、
上司や先輩に早めに相談することもストレスをためないコツです
一人で抱え込んだり悩んだりするよりも、
早い段階で相談したほうが早く解決できます
誰かに話すことで、悩みや不安が軽くなることもあります。
悩みを話したり弱音を吐いたりできる、
学生時代の友人や同期の仲間なども大切にしましょう
社会人生活は始まったばかりです。
仕事は大切ですが、頑張り過ぎは長続きしません
仕事とプライベートの時間のバランスをうまく取りながら、
マイペースに進んでいきましょう
※この内容は2020年4月に放送されたものです
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アルプモーニングスマイル
パーソナリティー 秋本 和美
毎週月曜~金曜 朝8時15分~8時20分
MROラジオ・KNBラジオで放送中!
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クレソン
お肉料理の付け合わせとしてよく使われるクレソンは、
鮮やかで丸みを帯びた葉っぱとすがすがしい香り、
そしてピリッとした辛みが特徴の緑黄色野菜です
ヨーロッパ原産で、日本に伝わったのは明治のはじめ頃。
「クレソン」はフランス語で、英語では「ウォータークレス」、
和名は「オランダガラシ」と言います。
水辺を好み、繁殖力が高く、
国内では各地の河川敷や小川などに群生しています。
市場に出回っているのはほとんどが栽培されたもので、
主な産地は山梨県、栃木県、群馬県などです。
旬は3月から5月にかけてですが、店頭では通年販売されています
栄養面では、
カルシウム、カリウム、ビタミンA、
ビタミンC、鉄分、リンなどを豊富に含んでいます
特有の辛みは「シニグリン」という成分によるものです。
シニグリンは、大根やわさびなどにも含まれる抗酸化成分で、
消化促進、殺菌、利尿、口臭予防などの効果が期待できるといわれています
肉料理によく添えられるのは、消化促進の効果があるからで、
油っこさを和らげてくれます
クレソンを選ぶときは、
葉は大きく濃い緑色で、先端までみずみずしく、
葉と葉の間が詰まっているものを選びましょう
また、香りが強いほうが、新鮮で栄養価が高いと言われています
食べ方は、栄養素を余すことなく摂取するなら、
そのまま付け合わせやサラダにするのがおすすめです
ソテーやスープなど洋食はもちろん、お浸しや和え物、
天ぷら、みそ汁など和食にも合います
加熱すると栄養が損なわれてしまいますので、
炒めたりゆでたりするときは、軽く火を通す程度にしましょう
保存するときは、
水で湿らせたキッチンペーパーなどで包んでビニール袋に入れるか、
水を入れたコップに茎をさして、
ビニール袋をかぶせて、冷蔵庫で保存してください
コップに入れた場合は、毎日水を取り替えて、
葉についた水分をふき取ると長持ちします
栄養たっぷりで独特のおいしさが楽しめるクレソン
さまざまな料理で楽しんでみてはいかがでしょうか
※この内容は2020年3月に放送されたものです
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アルプモーニングスマイル
パーソナリティー 秋本 和美
毎週月曜~金曜 朝8時15分~8時20分
MROラジオ・KNBラジオで放送中!
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耳の日
3月3日は「耳の日」です。
難聴と言語障害を持つ人々の悩みを少しでも解決したいという、
社会福祉への願いから、
日本耳鼻咽喉科学会が1956年に制定しました
今日はその耳の健康について、
今、世界的に問題視されている
「スマホ難聴」についてお伝えします
スマートフォンや音楽プレイヤーで
いつでもどこでも音楽を楽しめるようになり、
街中でイヤホンやヘッドホンをして歩く人の姿が増えています。
しかし、イヤホンやヘッドホンの場合、
耳の中に直接、音が入ってくるため、
大音量で聴いたり、長時間聴き続けたりすると、
難聴になる恐れがあります
音は耳に入ると鼓膜を振動させ、
さらに、その奥にある、蝸牛(かぎゅう)という
カタツムリのような形をした器官に伝わります
そして、蝸牛で音が電気信号に変換されて、
聴神経を通って脳に伝達されます。
スマホ難聴は、
このうちの蝸牛に障害が起きることで発症するとされています
蝸牛の中には、
音を感じる「有毛(ゆうもう)細胞」という細胞がありますが、
この有毛細胞が加齢や大音量などで傷つき、
壊れてしまうと音を感じにくくなります
壊れる前であれば、安静にすることでやがて回復しますが、
完全に壊れてしまうと元には戻りません
スマートフォンは広く普及していますので、
スマホ難聴は、若者だけでなく、中高年にとっても大きな問題です
加齢に伴って聞こえが悪くなる加齢性難聴は、
有毛細胞が加齢とともに壊れていくことが原因とされていますが、
症状を進行させる要因の1つに、
スマートフォンなどによる大音量も挙げられています
スマホ難聴の対策としては、
スマートフォンで音楽などを聴くとき、
「音量を下げる」「時間を制限する」「休憩を挟む」
といったことを心がけてください
機種によっては最大音量を制限できるものもありますので、
こういった機能を活用するのもいいでしょう
このほか、耳の健康を守るためには、
ストレスをためない、バランスのよい食事、適度な運動、良質な睡眠なども重要です
さらに、年に1回は聴力検査を受けて、
耳の状態を確認しておくとより安心です
※この内容は2020年3月に放送されたものです
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アルプモーニングスマイル
パーソナリティー 秋本 和美
毎週月曜~金曜 朝8時15分~8時20分
MROラジオ・KNBラジオで放送中!
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新型栄養失調
戦中、戦後に多く見られた栄養失調は、
食糧難による摂取カロリーの不足が原因でしたが、
新型栄養失調は、
血液中のタンパク質の一種である
「血清(けっせい)アルブミン」の量が減ることで起きる栄養失調です。
70歳以上の5人に1人がこの新型栄養失調の可能性があり、
さらに若い女性にも増えていると言われています
タンパク質は、筋肉や内臓などさまざまな組織を作る材料になります。
血液中のタンパク質の6割を占めるのが血清アルブミンで、
主に栄養を運ぶ役割を担っています。
食事でタンパク質を十分に摂らないと、
血清アルブミンも少なくなるため、新型栄養失調になります
さらに
筋肉の衰えにより転倒や骨折しやすくなったり、
免疫力が低下して感染症にかかりやすくなったり、
心臓病や脳卒中を発症しやすくなったりします
これらは寝たきりの原因にもなるため、
要介護状態に陥るリスクも高まります
新型栄養失調になる原因は、高齢者の場合は、
まず、加齢とともに筋肉や骨が減少したり、
免疫力や食欲が落ちてきたりすることがあげられます。
また、「健康のためには粗食がいい」「肥満が気になるから肉類を控える」
「コレステロール値が高いから卵は食べない」など、
健康や食事についての間違った思い込みにより、
タンパク質が不足してしまうことも一因と言われています
若い女性の場合は、ダイエットや美容のために、
サラダやスムージーだけなど、偏った食生活によって
新型栄養失調になる人が増えていると言われています
このような新型栄養失調を防ぐには、
肉や魚、卵、牛乳、豆類などのタンパク質をしっかり摂ることが重要です
ただし、「魚だけ」「肉だけ」「豆類だけ」など
1つの食品に偏るのではなく、できるだけ
多くの食品を組み合わせて食べるようにするのがポイントです
高齢になるとあっさりしたものを好んで、
お肉を避ける傾向がありますが、
お肉も適度に食べるようにしてください
※この内容は2020年2月に放送されたものです
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