七尾美術館「イタリア・ボローニャ展」
この展覧会は
毎年春にイタリア北部の古都ボローニャ市で開催される
児童図書専門の見本市
「ボローニャ・チルドレンズ・ブックフェア」の
絵本原画コンクールの入選作品を紹介するものです。
日本では1978年に初めて紹介され、
石川県七尾美術館では1988年から毎年開催し、
今年で21回目を迎えます。
1967年から始まった
イタリア・ボローニャ市の絵本原画コンクールとは、
子どものために描かれた5枚1組のイラストを審査するものです。
コンクールは16歳以上であれば誰でも応募でき
出版経験の有無に関わらず公平に審査されることから、
新人イラストレーターの登竜門として、
また、児童書の最新の動きを知ることのできる機会として、
世界から注目されています。
今年は絵本原画コンクールに世界70カ国・3,053組の応募があり、
日本人作家10人を含む25カ国・77組の国際色豊かな作品が入選しました。
子どもたちが喜びそうなキャラクターや色鮮やかな作品、
繊細なタッチで表現された絵、
その国の文化や歴史などが感じられるものなど、
様々な技法で表現された一つひとつの物語を
どうぞお楽しみください
展示会場には今年の入選作品の他にも、
コンクールの様子を写した映像コーナーや、
これまでに入選した作品やおすすめの絵本など
およそ100冊の絵本が並ぶコーナーも設けられています
また、12月3日(土)は「絵本アニメ上映会」も開催されます
世界の名作絵本に登場するキャラクターが
スクリーンを動き回ります
石川県七尾美術館の
「2018イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」は
12月9日(日)までの開催となっています。
開館時間は午前9時から午後5時まで
入館は午後4時30分までです。
観覧料は一般800円。
大学生・高校生は350円。
中学生以下は無料です。
心動かす作品の数々です
この機会にぜひご覧になってみてはいかがでしょうか。
※この内容は平成30年11月に放送されたものです
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アルプモーニングスマイル
パーソナリティー 秋本 和美
毎週月曜~金曜 朝8時15分~8時20分
MROラジオ・KNBラジオで放送中!
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ダイエットの必要性
肥満度を表す指標の一つにBMIがあります。
BMIはボディー・マス・インデックスの略で、
体重と身長の関係から肥満度を示しています
体重÷身長÷身長で求められ、
身長160センチ・体重50キロの人なら、
50÷1.6÷1.6でBMIは19.5となります。
BMIが18.5未満の人は「やせ」
18.5以上25未満の人は「標準」
25以上の人は「肥満」に分類され、
BMIが22の時が最も病気になりにくいとされています。
健康のためにダイエットするのであれば、
ただ減量するのではなく
自分の体に適正な体重を目指すことが大切です
しかし若い女性を中心に、
ダイエットブームなどの影響で必要以上に減量する
「やせ」傾向が問題になっています
というのは、
痩せすぎによって様々な体の不調が
引き起こされるリスクがあるからです。
まず、必要な栄養分が足りないため、
免疫力が低下し風邪などの感染症に罹り易くなります
鉄分も不足するため、貧血にもなり易いです
また、カルシウムが不足して骨密度が低下し、
将来、骨粗しょう症になるリスクが高まります
更に女性ホルモンのバランスが乱れることによって、
生理不順になることもあります
他に妊娠時に必要な栄養が十分確保できないため、
低体重児を出産するリスクが高くなります
極度な痩せすぎになると、
拒食症や過食症など摂食障害の危険性もあります
もちろん太りすぎも健康には良くありません。
肥満には男性に多い内臓脂肪型と
女性に多い皮下脂肪型があります。
内臓脂肪型の肥満は、脂肪が内臓の周りにたまる肥満で、
体型からリンゴ型肥満と呼ばれています。
一方、皮下脂肪型の肥満は下半身に脂肪がつきやすい肥満で、
洋なし型肥満と呼ばれています。
このうち内臓脂肪型の肥満は、
高血圧や高脂血症・糖尿病などを引き起こしやすいので、
特に注意が必要です
このように、痩せすぎも太りすぎも
体に悪影響を与えることがあります。
ダイエットをする時は自分に必要かどうかよく考えて、
健康に過ごせる適切な体重を目指すようにしましょう
※この内容は平成30年10月に放送されたものです
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アルプモーニングスマイル
パーソナリティー 秋本 和美
毎週月曜~金曜 朝8時15分~8時20分
MROラジオ・KNBラジオで放送中!
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不整脈
季節の変わり目は体調も崩しやすく、
疲れやストレスも溜まり易い時期です
そんな時に注意したい事の一つに不整脈があります。
不整脈が見つかると、ほとんどの人は心臓の病気を心配しますが、
原因は心臓疾患だけではありません
高血圧や肺に疾患のある人、甲状腺異常のある人なども、
不整脈が出やすい傾向が見られます。
不整脈には大きく分けてつの種類があります。
脈が速くなる、遅くなる、ときどき飛ぶという3種類です。
心臓の筋肉は電気信号によって規則正しく
筋肉を縮めたり、緩めたりして、血液を送り出しています。
しかし、何らかの理由で電気信号に乱れが生じると、
心臓の拍動のリズムが一時的に不規則になります
その脈の乱れが不整脈となって表われます。
そのため、脈がたまに飛ぶ程度や症状の無い遅い脈、
運動や精神的に興奮した状態の時に
脈が一時的に早くなる場合は心配要りません
しかし、特定の症状がある不整脈には注意が必要です。
それは、急に意識が無くなる、失神する、
何もしていないのにフラッとするといった症状です
こうした症状がある時は、心臓を動かす電気の作り方に異常があり、
一時的に心臓が止まったような動きをしたり
電気が通るべき正しい通り道を通らずに、
脈が速くなっている場合があります
また突然動悸が始まる時も注意が必要です
不規則な心臓の動きがあり、
動悸が突然始まって突然終わるといった状態や
1分間に150回~200回以上の脈拍がある時には、
より詳細な診断と治療が必要になります。
また不整脈の中には、原因がよく分からないものもあります。
とくに中高年になると加齢に伴う不整脈が増え、
病院で検査をしても原因を特定しにくいケースがあります
こうした原因不明の不整脈は、
ストレスが原因になっている事がよくあります。
この場合、不整脈が身体から注意信号を発しているとして、
生活全般を見直すことが大切です。
※この内容は平成30年10月に放送されたものです
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アルプモーニングスマイル
パーソナリティー 秋本 和美
毎週月曜~金曜 朝8時15分~8時20分
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骨粗しょう症
骨粗しょう症は骨の主成分であるカルシウムが少なくなって、
骨が脆くなる病気です。
骨は新陳代謝を繰り返して絶えず新しい骨へと生まれ変わっていて、
成人の場合は3年から5年で全身の骨が入れ替わるそうです
新しい骨を作るためにはカルシウムが必要になりますが、
カルシウムが不足したり加齢によって
カルシウムの吸収率が悪くなったりすると、
骨の中のカルシウムが血液中に溶け出して
骨が脆くなってしまいます
特に女性は元々骨が細く、筋力が低いうえに、
女性ホルモンの分泌の低下によってカルシウム不足になりやすいため、
骨粗しょう症になりやすいそうです
骨粗しょう症になると、転倒した際に手をついたりお尻を打ったりして、
手首や肩、足の付け根などを骨折しやすくなったり、
背骨の圧迫骨折が起きたりします
なかでも足の付け根を骨折すると、
これをきっかけに寝たきりの状態になる人が少なくありません
骨粗しょう症を予防するには、
骨の量と筋力をアップさせる運動とカルシウムの摂取が大切です
骨の量を増やすには、ウォーキングがおすすめです
ウォーキングは骨に適度な刺激を与えて、骨密度を高めてくれます。
筋力をアップさせるには、
背中や足、お腹の筋肉を鍛える運動がおすすめです
カルシウムは、1日にあと200mg多く摂取するよう心がけましょう
成人の1日に必要なカルシウムの量は、およそ600mgですが、
骨粗しょう症予防のためには、
あと200ミリグラム多く摂ると良いそうです
カルシウム200mgというのは、
例えば牛乳ならコップ1杯、小松菜なら3分の1把、
木綿豆腐なら2分の1丁が目安になります。
あわせてカルシウムの吸収を助ける
ビタミンDや骨を作るビタミンKを摂ると、
カルシウムの吸収をアップさせることができます。
ビタミンDは、鮭やサンマ・イワシ・干ししいたけなど、
ビタミンKは、モロヘイヤやほうれん草、
納豆・干しひじきなどに多く含まれています。
将来、寝たきりにならないためにも、
早い段階から、骨粗しょう症の予防を心がけましょう。
※この内容は平成30年9月に放送されたものです
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