不整脈
季節の変わり目は体調も崩しやすく、
疲れやストレスも溜まり易い時期です
そんな時に注意したい事の一つに不整脈があります。
不整脈が見つかると、ほとんどの人は心臓の病気を心配しますが、
原因は心臓疾患だけではありません
高血圧や肺に疾患のある人、甲状腺異常のある人なども、
不整脈が出やすい傾向が見られます。
不整脈には大きく分けてつの種類があります。
脈が速くなる、遅くなる、ときどき飛ぶという3種類です。
心臓の筋肉は電気信号によって規則正しく
筋肉を縮めたり、緩めたりして、血液を送り出しています。
しかし、何らかの理由で電気信号に乱れが生じると、
心臓の拍動のリズムが一時的に不規則になります
その脈の乱れが不整脈となって表われます。
そのため、脈がたまに飛ぶ程度や症状の無い遅い脈、
運動や精神的に興奮した状態の時に
脈が一時的に早くなる場合は心配要りません
しかし、特定の症状がある不整脈には注意が必要です。
それは、急に意識が無くなる、失神する、
何もしていないのにフラッとするといった症状です
こうした症状がある時は、心臓を動かす電気の作り方に異常があり、
一時的に心臓が止まったような動きをしたり
電気が通るべき正しい通り道を通らずに、
脈が速くなっている場合があります
また突然動悸が始まる時も注意が必要です
不規則な心臓の動きがあり、
動悸が突然始まって突然終わるといった状態や
1分間に150回~200回以上の脈拍がある時には、
より詳細な診断と治療が必要になります。
また不整脈の中には、原因がよく分からないものもあります。
とくに中高年になると加齢に伴う不整脈が増え、
病院で検査をしても原因を特定しにくいケースがあります
こうした原因不明の不整脈は、
ストレスが原因になっている事がよくあります。
この場合、不整脈が身体から注意信号を発しているとして、
生活全般を見直すことが大切です。
※この内容は平成30年10月に放送されたものです
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アルプモーニングスマイル
パーソナリティー 秋本 和美
毎週月曜~金曜 朝8時15分~8時20分
MROラジオ・KNBラジオで放送中!
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骨粗しょう症
骨粗しょう症は骨の主成分であるカルシウムが少なくなって、
骨が脆くなる病気です。
骨は新陳代謝を繰り返して絶えず新しい骨へと生まれ変わっていて、
成人の場合は3年から5年で全身の骨が入れ替わるそうです
新しい骨を作るためにはカルシウムが必要になりますが、
カルシウムが不足したり加齢によって
カルシウムの吸収率が悪くなったりすると、
骨の中のカルシウムが血液中に溶け出して
骨が脆くなってしまいます
特に女性は元々骨が細く、筋力が低いうえに、
女性ホルモンの分泌の低下によってカルシウム不足になりやすいため、
骨粗しょう症になりやすいそうです
骨粗しょう症になると、転倒した際に手をついたりお尻を打ったりして、
手首や肩、足の付け根などを骨折しやすくなったり、
背骨の圧迫骨折が起きたりします
なかでも足の付け根を骨折すると、
これをきっかけに寝たきりの状態になる人が少なくありません
骨粗しょう症を予防するには、
骨の量と筋力をアップさせる運動とカルシウムの摂取が大切です
骨の量を増やすには、ウォーキングがおすすめです
ウォーキングは骨に適度な刺激を与えて、骨密度を高めてくれます。
筋力をアップさせるには、
背中や足、お腹の筋肉を鍛える運動がおすすめです
カルシウムは、1日にあと200mg多く摂取するよう心がけましょう
成人の1日に必要なカルシウムの量は、およそ600mgですが、
骨粗しょう症予防のためには、
あと200ミリグラム多く摂ると良いそうです
カルシウム200mgというのは、
例えば牛乳ならコップ1杯、小松菜なら3分の1把、
木綿豆腐なら2分の1丁が目安になります。
あわせてカルシウムの吸収を助ける
ビタミンDや骨を作るビタミンKを摂ると、
カルシウムの吸収をアップさせることができます。
ビタミンDは、鮭やサンマ・イワシ・干ししいたけなど、
ビタミンKは、モロヘイヤやほうれん草、
納豆・干しひじきなどに多く含まれています。
将来、寝たきりにならないためにも、
早い段階から、骨粗しょう症の予防を心がけましょう。
※この内容は平成30年9月に放送されたものです
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パーソナリティー 秋本 和美
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不眠
睡眠は、単に心と体を休めるだけでなく、
日中、元気に動くことが出来るようにする為の準備の時間でもあり、
食事や運動と同じく健康維持に大切なものです。
睡眠は、脳を休める深い眠りの「ノンレム睡眠」と、
体を休める浅い眠りの「レム睡眠」が繰り返されます。
「ノンレム睡眠」のときは成長ホルモンが多く分泌され、
子どもの場合は体の成長に、大人の場合は疲労回復に
大きく関わっていると考えられています
一方「レム睡眠」のときは、
情報や記憶の整理が行われているそうです
ぐっすり眠ることが出来れば心身ともにすっきりと目覚めて
朝から元気に動くことができますが、
睡眠が不足すると、様々な不調が現われます
例えば疲労回復が出来ないと体が重く感じたりイライラしたり、
情報や記憶の整理が出来ないため、
集中力が下がったり作業効率が悪くなったりします。
このような不調が続くと
布団に入っても中々寝つけなかったり
夜中に目が覚めてその後眠れなくなったり
予定時間より早く起きてしまったり
睡眠時間は十分でもぐっすり眠った満足感が得られないなど、
不眠症の症状が出てきます。
不眠の原因は
仕事や学校などの悩みや人間関係のストレスなど精神的なものと、
騒音やまぶしい光といった環境や、
暑すぎたり寒すぎたりと部屋の温度などが考えられます。
最近は寝る直前までスマートフォンを見る
「スマホ不眠」も問題になっています。
このような不眠を改善するには、
原因がはっきりしている場合はまず、
その原因をできるだけ取り除くようにしましょう。
眠りやすい寝室作りも大切です。
寝室は落ち着いた色合いでまとめて照明は暗めに、
質のよい睡眠のためには室温は26度ぐらい、
湿度は50%~60%が望ましいそうです。
眠る前の過ごし方も重要です。
夕食は腹八分目で寝る3時間前までには終わらせましょう
入浴は食後1時間は空けて寝る1時間前ぐらいがおすすめです。
ぬるめのお湯に15分から30分ほど
ゆったりと浸かるようにしましょう
※この内容は平成30年9月に放送されたものです
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パーソナリティー 秋本 和美
毎週月曜~金曜 朝8時15分~8時20分
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献血
8月21日は「献血の日」です
1964年のこの日、
「輸血用血液を献血により確保する体制を確立する」と閣議決定され、
現在の献血制度が整ったそうです
献血は、病気の治療や手術などで、輸血を必要としている人のために、
健康な人が自分の血液を無償で提供するボランティアです
日本の献血事業は現在、
日本赤十字社が国や地方公共団体と連携しながら行っています。
日本では1日あたりおよそ3,000人が輸血を受けていると言われていますが、
輸血に使う血液は人工的に造ることが出来ず、
長期保存することも出来ません
大量の血液が必要になる時もあり、
輸血に十分な血液を確保するには、
1日あたり1万3,000人分の献血が必要になるそうです。
献血は、常設の献血ルームに加えて、
公共機関や商業施設などを巡る「献血バス」でも行われています
私たちが献血した血液は、各地の血液センターに運ばれます。
血液型や感染症の有無などを確認した後、
血液の成分ごとに分離されて血液製剤となり、
冷蔵庫や冷凍庫で保管されます。
そして、医療機関からの要請に基づいて、
24時間体制で病院などに届けられます。
献血者数を見てみると、最近は10代~30代の献血者が減っていて、
ここ10年では3割も減少しているそうです。
このまま少子高齢化が進むと、
将来、血液の安定供給が出来なくなる恐れがあり
日本赤十字社は若い世代を中心に、
今まで以上の献血を呼びかけています
献血にかかる時間は、400ミリリットル献血の場合、
受付から採血後の休憩まで40分ほどだそうです
お出かけの際に献血ルームや献血バスを見かけたら、
ぜひ足を運んでみてください
ちなみに献血を受けた後、
日本赤十字社は、生化学検査と血球計数検査の結果を
希望者に送付するサービスを行っています。
正常や異常を示すものではありませんが、
定期的に献血することで、
自分自身の健康状態をチェックすることもできます。
※この内容は平成30年8月に放送されたものです
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