老化を防ぐフルーツ
老化は、人間の細胞が体内の活性酸素によって酸化すること、
つまり錆びることで起こります
こうした酸化を防ぐ効果を抗酸化効果と言い、
抗酸化効果があれば老化を防ぐということになります。
まず抗酸化効果の高いフルーツとして挙げられるのが、
アサイーベリーです
日本でもスーパーフルーツとして知られ、
通称「奇跡のフルーツ」とも呼ばれています。
アサイーベリーはポリフェノールが非常に多く、
ブルーベリーの18倍、赤ワインの30倍と言われています。
公益財団法人長寿科学振興財団によると、
ポリフェノールはほとんどの植物に存在する苦味や色素の成分で、
自然界に5,000種類以上あると言われています
そして抗酸化作用が強く、
活性酸素などの有害物質を無害な物質に変える作用があります
次に、最近抗酸化作用が注目されているのがビタミンCです。
通称「ビタミンCの王様」アセロラは
その名の通りビタミンCの含有量が
レモンの34倍もあります
また、アセロラはアントシアニンを始めとするポリフェノールも豊富で、
これまた美肌や美白に効果抜群です。
次に、とてもポピュラーで、おすすめのフルーツがりんごです
りんごには抗酸化効果のあるポリフェノール系成分が
沢山含まれています。
特にりんごの皮にはポリフェノールが多く含まれているため
りんごは皮ごと食べるのがおすすめです
しかし、これらのフルーツを食べる際には
注意点があります。
それは食べ過ぎです
フルーツには果糖も含まれています。
こうした果糖は摂りすぎると太る原因になり
更に食べ過ぎると果糖の過剰摂取で
逆に老化しやすくなってしまいます
1日に摂るフルーツの量はおよそ200gが目安と言われています。
例えばりんごなら1個、バナナなら2本くらいの量です。
摂取量に気を付ける様にしましょう。
今日は老化を防ぐ効果のあるフルーツをご紹介しました。
※この内容は平成30年3月に放送されたものです
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アルプモーニングスマイル
パーソナリティー 秋本 和美
毎週月曜~金曜 朝8時15分~8時20分
MROラジオで放送中!
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子どもの花粉症
今日は子どもの花粉症についてのお話です。
子どもの花粉症は年々増えており、5歳~9歳でおよそ14%、
10歳~19歳ではおよそ31%と
大人の発症率と変わらないことが分かっています。
中でもスギ花粉症は、原因物質の花粉が飛散する時期が
風邪やインフルエンザが流行する時期と重なるため、
花粉症と風邪との判断が難しいかもしれません
更に幼児は症状を具体的に伝えることが難しいため、
周囲が注意を払う必要があります
また鼻づまりの症状は花粉症でも起こりますが、
咽頭扁桃肥大や慢性副鼻腔炎が原因であることも多いので、
子どもに異変を感じたら、
医療機関でしっかり診断してもらうことが重要です
花粉症の季節は
鼻や目などの症状が勉強や運動といった活動を低下させ、
日常生活に大きな支障を与えます
学校などの集団生活の中で、
花粉症が原因で皆と同じように活発に活動が出来ないのは、
子どもにとって悲しいことです
正しい治療で花粉症の症状をしっかりと抑えることにより、
普段と変わらない日常生活を送ることが出来ると
子どもに教えてあげてください
また花粉症の薬の影響で
眠くなったり集中力が低下してしまう場合がありますが、
これは症状自体が原因のことも多いようです。
くしゃみ・鼻水・鼻づまりなどの花粉症の症状で
夜の間よく眠れず睡眠不足となり、
翌日の活動に影響を与える場合があります
そうすると睡眠不足に昼間の花粉症の症状が加わって、
より集中力や活動性が落ちてしまう可能性があるのです
ですから、子どもの夜の症状にも注意を払うことが重要です。
花粉症の治療は、基本的に大人も子どもも同じです。
症状に応じて抗ヒスタミン薬という飲み薬や、
ステロイド点鼻薬などで治療します。
また、今まで成人にしか使用出来なかった
第2世代の抗ヒスタミン薬も子どもに使用出来るものが増えて、
薬の選択の幅が広がりました
子どもに花粉症の症状が見られたら、
早めに医療機関を受診し、症状に応じた適切な治療を受けてください。
※この内容は平成30年3月に放送されたものです
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春の野菜
今日は春を少し先取りして
「苦み」と「香り」に特徴のある
春の野菜についてのお話です
春野菜は寒さが厳しい中 地中から芽を出し
成長するために必要な栄養素や害虫から身を守る為の成分を
じっくりとため込むため、
栄養豊富な上に解毒作用や抗酸化作用などの
働きがあると言われています。
昔から春の皿には苦味を盛れという言葉があるように、
春の野菜が持つ特有の苦味や香りは心身に刺激を与え、
身体機能を活発化させる働きがあると言われてきました。
春野菜特有の苦味のもとになっているのは
植物性アルカロイドという成分です。
植物性アルカロイドには腎臓のろ過機能を向上させ、
溜め込んでしまった老廃物を
体の外に出してくれる解毒作用の働きや、
新陳代謝を促進する働きがあります。
例えばセリ・セロリ・アシタバなどの
セリ科の春野菜の香りの成分には、
精油成分のテルペン類が多く含まれています。
テルペン類は血圧を下げたり
血行を促進したりする作用や抗酸化作用、
心を落ち着かせる作用などがあります
こうした春野菜の味覚を楽しむには、
せっかくの苦味や香りを失わないように
調理するのがポイントです。
できるだけ新鮮なうちに調理し、
アクを抜きすぎないようにしながら
苦味や香りを生かす工夫をしましょう
ここで春の野菜の中で代表的なものをご紹介しましょう。
春の訪れをいち早く感じる山菜にふきのとうがあります。
独特の香りと苦味が特徴で、
この苦味が新陳代謝を促進してくれます。
またビタミン類やカルシウムなどのミネラルを豊富に含んでいます。
ふきのとうは蕾が固く葉が開ききっていない、
小ぶりでコロコロと太っているものを選びましょう。
もう一つはたけのこです。
亜鉛・カリウム・ビタミンB群・ビタミンEなどを含み、
食物繊維も豊富です。
先端のほうが根元よりも栄養価が高く、
味わいもあります。
今日は季節を先取りして春野菜をご紹介しました。
※この内容は平成30年2月に放送されたものです
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減塩のポイント
三大生活習慣病の一つに挙げられる「高血圧」は
別名「サイレントキラー」とも言われ、
脳出血や心筋梗塞を招く原因として挙げられています。
この高血圧に良くないと言われているのが、
塩分の摂りすぎです。
健康的な生活を送るために日本高血圧学会が勧めている
1日の塩分摂取量は6g未満と言われています。
目安として、
しょうゆ差しで小皿に半円を描くぐらいの量が1gになります。
最近はスーパーなどでも塩分を減らした
減塩の商品が色々並んでいますが、
減塩するには毎日の食生活を改善していくことが大切です。
まず減塩を成功させるには、いきなり薄味にするのではなく、
段階的に塩分を減らしていくことが大事です。
濃い味に慣れている人が突然薄味にすると、
味気なく感じて食欲がなくなったり
嫌になってすぐに挫折してしまうことがあります
そこで最終的に目標とする摂取量に行くまでに3ヵ月ほど時間をかけ、
徐々に減らしていくことが減塩を成功させるコツです
また単に塩分を減らすだけではなく、
味付けにも工夫してみてください。
酸味や香味、辛味などを適度にプラスすると、
薄味になった分を補うことができます。
例えば大根おろしと、しょう油で食べていた焼き魚を、
レモンやユズ・スダチ・カボスなど柑橘類の搾り汁をかければ、
しょう油がなくても香りと酸味で十分美味しく食べられます
また柑橘類の他にも
酢やショウガ・シソ・ミョウガ・セロリ・ニンニクなどの香味野菜や、
こしょう、山椒、わさび、ごまなどの香辛料、
タイム、ミント、セージ、バジルなどのハーブを上手く利用することで、
味にアクセントと広がりを出すこともできます。
他にも、早食いの人はゆっくり味わって食べるようにすると、
薄味でも満足出来るようになっていきます
塩分を減らすのは良いことですが、
美味しくなければ食事が楽しめません。
豊かな風味を持つ食材を取り入れて、
楽しみながら減塩してみてください。
※この内容は平成30年2月に放送されたものです
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