脂肪肝を改善するために
日本人の4人に1人が肝臓に脂肪が溜まる
脂肪肝と言われています
この脂肪肝は肝硬変や肝臓がんへと進行する可能性があり、
様々な生活習慣病のリスクを高めることが分かっています
そこで今日は、脂肪肝を改善するために気をつける
生活習慣についてお伝えします。
脂肪肝の治療のための食生活改善というと、
まず脂っこいものを減らすと考えがちですが、
それ以上に気を付けたいのが糖質です。
日常的に糖質を摂り過ぎていると、
脂肪肝になりやすいことが分かっています。
特に果物の果糖は吸収がよく、
肝臓で中性脂肪になりやすいため注意が必要です
ごはん・パン・麺類は、
ほんの一口残すだけで1ヶ月に500g、
4ヶ月で2kg減量できると言われています。
そして、果物は旬の味わいとして楽しむ程度がおすすめですが、
毎日食べたい人は1日に1/2個を目安にして
朝食の時に食べるようにしましょう
また、食事の摂り方にも注意してください。
食事によって血糖値が急上昇すると、
血糖値を下げるホルモンであるインスリンが大量に分泌されます。
インスリンは余った糖を中性脂肪として蓄えるため、
血糖値を急激に上げないことが大切です
食事の摂り方としてはまず野菜から食べて、
次に魚・肉などのおかず、
最後にご飯などの炭水化物、の順に摂るようにしましょう。
更によく噛んで食べれば血糖値の上昇が穏やかになり、
インスリンの分泌が抑えられます
また、脂肪肝を防ぐためには、
筋肉をつけて太りにくい体を作ることも大切です
脂肪は筋肉で燃えます。
インナーマッスルを鍛えれば基礎代謝が増えて、
太りにくい体になります。
例えばスクワットを習慣にしてはいかがでしょうか。
スクワットは足を肩幅に開き、
背筋を伸ばして両手を前に伸ばします。
5秒で腰を落としてお尻を突き出し、太ももに力を入れ、
5秒で元の姿勢に戻ります。
これを5回繰り返します。
この時、お腹をへこませるよう意識すれば、
より効果的なスクワットになります。
今日は、脂肪肝を改善するために気をつける
生活習慣についてお伝えしました。
※この内容は平成29年9月に放送されたものです
=====================================
アルプモーニングスマイル
パーソナリティー 秋本 和美
毎週月曜~金曜 朝8時15分~8時20分
MROラジオで放送中!
=====================================
痛風
風が吹いても痛いということから
名づけられたと言われる「痛風」。
この病気は下半身の関節に腫れや炎症が起こります。
特に、足の親指の付け根の関節が赤く腫れて痛み出します。
そうすると2、3日は全く歩けなくなるほどの痛みがあります
痛みはほとんどの場合、1週間から10日経つと次第に治まり、
しばらくすると全く症状が無くなります。
ただし油断は禁物で、半年から1年経つと
また同じような発作が起こります。
それを繰り返しているうちに足首や膝の関節まで腫れはじめ、
発作の間隔が次第に短くなってきます
このような状態になると、関節の症状だけでなく、
腎臓などの内臓が侵されるようになってきます。
厚生労働省の「国民生活基礎調査」によると、
推計患者数は2013年に100万人を超え、
現在も増え続けていると予想されています。
痛風にかかるのはほとんどが男性で、
最近では若年化も進んでいると言われています。
痛風の原因となるのは尿酸という物質です。
尿酸は炭素、窒素、酸素、水素の分子から出来た化学物質で、
プリン体と呼ばれる物質の一つです。
この尿酸はどんな人の体の中にも一定量あって、
血液などの体液に溶けて循環し、尿となって捨てられています。
ところが何らかの原因で
血液中の尿酸の濃度が上昇して飽和濃度を越えると、
体の中に蓄積してきます。
溶けなくなった尿酸はナトリウムと塩(えん)を作り、
結晶になります。
そして尿酸の濃度が高い状態が続くと、
この尿酸塩の結晶が関節の内面に沈着してきます。
痛風発作は、尿酸塩に対抗して体の防御機構である白血球が反応し、
攻撃する時に起こるのです。
この尿酸塩は関節だけでなく、他の臓器にも溜まっていきます。
中でも腎臓には尿酸が溜まりやすく、
痛風発作のある人は腎機能に注意が必要です
他にも痛風の患者さんには
心筋梗塞や脳血管障害などの
生命を脅かす病気を合併する割合も高いようです。
痛風の痛みを感じたら、
できるだけ早く医師の診断を受けることが最も大切です。
※この内容は平成29年8月に放送されたものです
=====================================
アルプモーニングスマイル
パーソナリティー 秋本 和美
毎週月曜~金曜 朝8時15分~8時20分
MROラジオで放送中!
=====================================
いちじく
いちじくはギリシャ神話や旧約聖書にも登場し、
栽培される果物としては最も古い歴史を持っています
日本では江戸時代に長崎から入って、
全国各地で栽培されるようになりました。
生で食べるのが一般的ですが
ジャムやコンポートにしても美味しく
缶詰やドライフルーツなどの加工品もあります。
いちじくには糖分と
少量のビタミンB1、B2、ビタミンCやカルシウム、
鉄分、灰分などの栄養素が含まれています。
また、便秘には繊維質のものを多く摂るのがいいと言われますが、
いちじくには、ペクチンという食物繊維が多く含まれています。
そのため、いちじくには腸の運動を活発にし、
便通を整える効果があります。
ただし子どもの場合は、
いちじくを食べ過ぎると下痢を起こす可能性があり
注意が必要です
更にいちじくは、肉や魚料理の後にデザートとして食べると、
胃の負担を軽くします。
肉料理や油っこい料理の後に食べるいちじくは、
さっぱりした風味と口当たりの良さが魅力です。
また昔から、いちじくは民間療法としても効果があると言われています。
例えばいちじくの葉の根元を折ると、白い乳のような液が出てきます。
この粘り気のある液体には、
皮膚や筋肉を和らげたり滑らかにする効果があります
他にも手足の荒れや、ひじ・かかとが角質化して硬くなった時は、
いちじくの汁を塗るのが効果的です
いちじくの汁は、実をしぼり器でつぶして取ることができます。
1週間ほどいちじくの汁を塗っていると、
ガサガサ、ゴワゴワしていた皮膚に潤いが出てくると言われています
またウオノメやタコは、1日に数回、2週間ほど塗り続けることで、
ウオノメの芯が自然に落ち、
タコも柔らかくなって治ると言われています
ただし、こうしたいちじくの使い方は
あくまでも民間療法として効果があるという話です。
症状を完治させるためには、専門の病院で診てもらうことが大切です。
※この内容は平成29年8月に放送されたものです
=====================================
アルプモーニングスマイル
パーソナリティー 秋本 和美
毎週月曜~金曜 朝8時15分~8時20分
MROラジオで放送中!
=====================================
夏バテ予防
夏バテを予防するには、
冷房をかけすぎないこと
汗をうまくかくこと
睡眠不足にならないこと
バランスの良い食事をとることが大切です
まず外の気温と室温との差を
5度以内にすることがポイントです。
たとえば夏の快適温度は25度前後と言われていますが、
外気温が30度以上の時はどうしたらいいのでしょう。
そんな時は、一度外から室内に入ってみてください。
室内に入った時に、寒いと感じる場合は冷やしすぎです
不快でない温度にしていき、体に慣れさせていきましょう。
また、湿度を下げることで不快感がかなり減少します。
除湿を心掛けるのもポイントです
次に、上手に汗をかくことです。
そのためにも積極的に水分をとるようにしましょう。
この時、冷えすぎたものは避けるようにしましょう
スポーツドリンクは体液の成分に近く、
糖分も含まれているので、
エネルギー補給という点でも優れています
また高温多湿で蒸し暑いと、
汗が蒸発せずに皮膚にはりつき
不快であるばかりでなく、
熱を発散できずに体に熱がこもってしまいます
外出先では汗ふきシートやおしぼりなどで、
額・首筋・脇の下などの
汗を拭きとるのがいいでしょう
また、夏は休息時間を多めに取り
十分な睡眠時間を確保するように心がけましょう。
お風呂で汗を洗い流してから寝ると寝つきが良くなります
そして、栄養状態を良くすることも大切です。
栄養バランスのとれた食事を1日3食とりましょう。
特にタンパク質やビタミン、ミネラル類を
しっかりとることが効果的です。
おすすめの食べ物としては、酸味のある食品です。
レモンや梅干し、お酢などは、
胃腸の働きや胃液の分泌を高めて食欲を増進させ、
乳酸などの疲労物質を分解し、疲労回復に役立ちます。
また、エネルギー代謝を良くするビタミンBもおすすめです。
豚肉やウナギ、ニラやブロッコリーなどを積極的に取り入れましょう。
大豆食品や玉子、お肉や魚など
良質のたんぱく質もとるようにしましょう。
※この内容は平成29年7月に放送されたものです
=====================================
アルプモーニングスマイル
パーソナリティー 秋本 和美
毎週月曜~金曜 朝8時15分~8時20分
MROラジオで放送中!
=====================================