不眠
睡眠は、単に心と体を休めるだけでなく、
日中、元気に動くことが出来るようにする為の準備の時間でもあり、
食事や運動と同じく健康維持に大切なものです。
睡眠は、脳を休める深い眠りの「ノンレム睡眠」と、
体を休める浅い眠りの「レム睡眠」が繰り返されます。
「ノンレム睡眠」のときは成長ホルモンが多く分泌され、
子どもの場合は体の成長に、大人の場合は疲労回復に
大きく関わっていると考えられています
一方「レム睡眠」のときは、
情報や記憶の整理が行われているそうです
ぐっすり眠ることが出来れば心身ともにすっきりと目覚めて
朝から元気に動くことができますが、
睡眠が不足すると、様々な不調が現われます
例えば疲労回復が出来ないと体が重く感じたりイライラしたり、
情報や記憶の整理が出来ないため、
集中力が下がったり作業効率が悪くなったりします。
このような不調が続くと
布団に入っても中々寝つけなかったり
夜中に目が覚めてその後眠れなくなったり
予定時間より早く起きてしまったり
睡眠時間は十分でもぐっすり眠った満足感が得られないなど、
不眠症の症状が出てきます。
不眠の原因は
仕事や学校などの悩みや人間関係のストレスなど精神的なものと、
騒音やまぶしい光といった環境や、
暑すぎたり寒すぎたりと部屋の温度などが考えられます。
最近は寝る直前までスマートフォンを見る
「スマホ不眠」も問題になっています。
このような不眠を改善するには、
原因がはっきりしている場合はまず、
その原因をできるだけ取り除くようにしましょう。
眠りやすい寝室作りも大切です。
寝室は落ち着いた色合いでまとめて照明は暗めに、
質のよい睡眠のためには室温は26度ぐらい、
湿度は50%~60%が望ましいそうです。
眠る前の過ごし方も重要です。
夕食は腹八分目で寝る3時間前までには終わらせましょう
入浴は食後1時間は空けて寝る1時間前ぐらいがおすすめです。
ぬるめのお湯に15分から30分ほど
ゆったりと浸かるようにしましょう
※この内容は平成30年9月に放送されたものです
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アルプモーニングスマイル
パーソナリティー 秋本 和美
毎週月曜~金曜 朝8時15分~8時20分
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