バナナ
朝食やおやつ、スポーツ前後の栄養補給などに役立つ「バナナ」。
その歴史はとても古く、
紀元前5000年から1万年ごろ、栽培が始まったといわれています。
その後、世界に広がり、日本に入ってきたのは明治時代のことでした
輸入自由化などを経て、
1973年にフィリピン産バナナが輸入量1位になってから現在に至るまで、
フィリピンからの輸入がトップを占めています
バナナはおよそ300種類あるといわれ、
大きく分けて生食用と料理用があります
日本に輸入されているのはほとんどが生食用ですが、
熱帯地方では料理用もよく食べられていて、焼いたり、揚げたり、煮たり、
さまざまな方法で調理されています
そんなバナナには、熟すまでの皮の色の変化をあらわした
「カラーチャート」が設けられています
輸入されたときは、
全体が緑色の「オールグリーン」といわれる状態ですが、
熟すに従って、黄緑から黄色、さらに茶色へと変化していきます。
私たちが店頭で手に取るバナナのほとんどは、
全体が黄色になり、先端に緑色が残る
「グリーンチップ」といわれる段階です
この頃は、甘みがやや少ない状態です
食べ頃は、全体的に黄色い「フルイエロー」と、
シュガースポットと呼ばれる茶色い斑点が所々にあらわれる
「スター」という段階
なかでも「スター」は、甘さも栄養価も最高になり、
最もおいしい時期といわれています
このような色の変化とともに、栄養成分も変わってきます。
「グリーンチップ」のような緑がかったバナナには、
食物繊維と同じ働きをする
「難消化性デンプン」が多く含まれているため、
お腹の調子を整える効果が期待できます。
「フルイエロー」のような黄色いバナナには、
ビタミンがたっぷり含まれているため、
皮膚炎や肌荒れを予防する効果があるとされています。
そして、「スター」のような茶色い斑点ができたバナナには、
免疫力を高めたり、胃潰瘍を抑制したりする効果が期待できるそうです。
※この内容は2019年4月に放送されたものです
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アルプモーニングスマイル
パーソナリティー 秋本 和美
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