股関節
突然ですが、股関節がどこにあるか知っていますか?
「股」という言葉から、
股間のあたりを連想する人が多いようです。
しかし実際はお尻に近い部分にあって、
骨盤と太ももの骨が接する部分を股関節といいます
この股関節に障害が起こると、お尻や太もも、
腰のあたりに痛みが生じやすくなります
また歩き方にも影響が出て、ひざにも負担がかかります。
股関節は日常のすべての動作に影響する大切な部分です。
例えば歩いたり
階段を上ったり
椅子から立ったりといった動作は、
股関節が動くからスムーズにできるのです
残念なことに、年齢とともに股関節の動きは悪くなります
それには
股関節や周囲の筋肉などが硬くなるということと、
股関節を支える筋肉が弱まるからという、2つの理由があります
年齢とともに股関節にかかる負担は大きくなり、
日常の動作や歩行に支障をきたすようになるのです
一般的には痛みが出てから
股関節の障害に気付くことが多いのですが、
痛みが出る前でも今から挙げるような状態の場合には
股関節に注意してください。
例えば、大またで歩きづらく歩幅が狭くなった。
平らなところでつまずく。
椅子から立つとき、机やひざなどに手をつく。
階段が上りづらい。
といった場合です。
こうした股関節の衰えや障害を予防するには、
日ごろから適度な運動をして股関節周辺を柔軟にし、
筋肉を鍛えておくことが大切です。
運動の基本は、ストレッチと筋肉運動の2つです。
まず、ストレッチをすることで、股関節の柔軟性が高まります。
また、筋肉運動で代表的な運動がスクワットです。
ただ、股関節や腰、ひざなどにすでに痛みがある場合、
いきなりスクワットをすると悪化させることもあります
この場合には股関節などに負担がかかりにくい、
プールでの水中歩行運動からはじめるといいでしょう。
またプールでは、平泳ぎをしたり、水の流れに逆らって歩いたりすると、
かえって股関節に負担をかけてしまいます。
股関節のために運動する場合には自己流ではなく、
必ず指導するスタッフのいるプールで行ってください。
また、運動によって股関節の症状を悪化させることもあります。
運動する前に、必ず医師の指導を受けてから始めてください
※この内容は平成29年5月に放送されたものです
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アルプモーニングスマイル
パーソナリティー 秋本 和美
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