カビの健康被害

今日は健康とカビについてのお話です

高温多湿な時期はカビが生えやすくなります。

カビと言っても、目に見えるものもあれば、

目に見えないものもあります

 

カビが原因となる病気には、

食べ物に繁殖したカビ

食べることによって引き起こされる

毒中毒症があります。

カビ毒中毒症には下痢腹痛

吐き気などの健康被害を起こす急性毒性タイプと、

カビ毒を長期にわたって口にすることで引き起こされる

神経症状血液障害などの慢性毒性タイプがあります。

また、水虫や、おむつかぶれなど

皮膚からカビの菌が侵入して被害をおよぼす

真菌症もあります

さらに、呼吸や口から侵入して

喘息鼻炎結膜炎夏型過敏性肺炎など、

健康に被害を与えるものもあります

 

空気中に漂うカビ

花粉よりも飛散しやすい環境にあるため、

やっかいな存在です。

鼻の中や食べ物から口の中に入ると、

さまざまなアレルギー症状を引き起こします。

 

こうしたカビの繁殖を防ぐためにも、

月には定期的な大掃除を行い、

カビの発生や繁殖に気をつけてください。

 

特にキッチン周りでは、

生ごみは放置しないことが重要です

食品はなるべく早く食べきり、

冷蔵庫の中も食品が腐っていないかどうか

月には点検しましょう。

 

浴室や洗面所は、

石鹸やシャンプーの泡が残っていたり

高温多湿の状態にしておくとカビが生えやすくなります

浴室を使用した後はシャワーですみずみまで流し、

その後水で冷やします

最後に、水滴をタオルなどでふき切りましょう

 

また、部屋のホコリや食べかすは

カビの栄養分となります

ホコリがたまらないように

部屋の隅々まで掃除機で吸引しましょう。

 

カビの生育は25度前後で活発になります。

湿度は70~95%で生育しやすく、

湿度80%以上で繁殖が活発化します。

室内の湿度は季節にかかわらず40%~60%の湿度維持を

目安にして下さい。

 

また、こまめに換気をして空気が流れるように、

窓を開けたり扇風機をかけて

室内に空気の流れをつくることも

カビの発生を防ぐことになります。

 

※この内容は平成29年6月に放送されたものです

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アルプモーニングスマイル
パーソナリティー 秋本 和美
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