春の野菜

今日は春を少し先取りして

「苦み」と「香り」に特徴のある

春の野菜についてのお話です

春野菜は寒さが厳しい中 地中から芽を出し

成長するために必要な栄養素害虫から身を守る為の成分

じっくりとため込むため、

栄養豊富な上に解毒作用や抗酸化作用などの

働きがあると言われています。

 

昔から春の皿には苦味を盛れという言葉があるように、

春の野菜が持つ特有の苦味や香りは心身に刺激を与え、

身体機能を活発化させる働きがあると言われてきました。

春野菜特有の苦味のもとになっているのは

植物性アルカロイドという成分です。

植物性アルカロイドには腎臓のろ過機能を向上させ、

溜め込んでしまった老廃物を

体の外に出してくれる解毒作用の働きや、

新陳代謝を促進する働きがあります。

 

例えばセリ・セロリ・アシタバなどの

セリ科の春野菜の香りの成分には、

精油成分のテルペン類が多く含まれています。

テルペン類は血圧を下げたり

血行を促進したりする作用や抗酸化作用、

心を落ち着かせる作用などがあります

 

こうした春野菜の味覚を楽しむには、

せっかくの苦味や香りを失わないように

調理するのがポイントです。

できるだけ新鮮なうちに調理し、

アクを抜きすぎないようにしながら

苦味や香りを生かす工夫をしましょう

 

ここで春の野菜の中で代表的なものをご紹介しましょう。

春の訪れをいち早く感じる山菜にふきのとうがあります。

独特の香りと苦味が特徴で、

この苦味が新陳代謝を促進してくれます。

またビタミン類カルシウムなどのミネラルを豊富に含んでいます。

ふきのとうは蕾が固く葉が開ききっていない、

小ぶりでコロコロと太っているものを選びましょう。

 

もう一つはたけのこです。

亜鉛・カリウム・ビタミンB群・ビタミンEなどを含み、

食物繊維も豊富です。

先端のほうが根元よりも栄養価が高く、

味わいもあります

今日は季節を先取りして春野菜をご紹介しました。

 

※この内容は平成30年2月に放送されたものです

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アルプモーニングスマイル
パーソナリティー 秋本 和美
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