献血
8月21日は「献血の日」です
1964年のこの日、
「輸血用血液を献血により確保する体制を確立する」と閣議決定され、
現在の献血制度が整ったそうです
献血は、病気の治療や手術などで、輸血を必要としている人のために、
健康な人が自分の血液を無償で提供するボランティアです
日本の献血事業は現在、
日本赤十字社が国や地方公共団体と連携しながら行っています。
日本では1日あたりおよそ3,000人が輸血を受けていると言われていますが、
輸血に使う血液は人工的に造ることが出来ず、
長期保存することも出来ません
大量の血液が必要になる時もあり、
輸血に十分な血液を確保するには、
1日あたり1万3,000人分の献血が必要になるそうです。
献血は、常設の献血ルームに加えて、
公共機関や商業施設などを巡る「献血バス」でも行われています
私たちが献血した血液は、各地の血液センターに運ばれます。
血液型や感染症の有無などを確認した後、
血液の成分ごとに分離されて血液製剤となり、
冷蔵庫や冷凍庫で保管されます。
そして、医療機関からの要請に基づいて、
24時間体制で病院などに届けられます。
献血者数を見てみると、最近は10代~30代の献血者が減っていて、
ここ10年では3割も減少しているそうです。
このまま少子高齢化が進むと、
将来、血液の安定供給が出来なくなる恐れがあり
日本赤十字社は若い世代を中心に、
今まで以上の献血を呼びかけています
献血にかかる時間は、400ミリリットル献血の場合、
受付から採血後の休憩まで40分ほどだそうです
お出かけの際に献血ルームや献血バスを見かけたら、
ぜひ足を運んでみてください
ちなみに献血を受けた後、
日本赤十字社は、生化学検査と血球計数検査の結果を
希望者に送付するサービスを行っています。
正常や異常を示すものではありませんが、
定期的に献血することで、
自分自身の健康状態をチェックすることもできます。
※この内容は平成30年8月に放送されたものです
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アルプモーニングスマイル
パーソナリティー 秋本 和美
毎週月曜~金曜 朝8時15分~8時20分
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