耳そうじ
耳の中がすっきりして気持ちのいい耳そうじですが、
やり方によっては様々なトラブルが起こる事もありますので、
正しい耳そうじの方法を知っておきましょう
耳あかは耳の中の皮膚がはがれ落ちたものです。
耳の入り口から1㎝くらいの所に、
耳あかの元となる油分が分泌される耳垢腺という分泌腺があり、
そこから出た分泌物やゴミ・ホコリなどが
混じり合って耳あかとなります
耳あかは単なる老廃物ではなく、
耳の穴に入ってきたゴミやホコリを吸着して外に排出したり
耳の中や鼓膜を保護したり
感染を防いだりする役割を果たしています。
耳あかには大きく分けて2種類
カサカサとした乾いた耳あかと
ベトベトした湿った耳あかがあります。
日本人は耳垢腺の数が少ないため、
乾いた耳あかの人が多いそうです。
では、耳そうじの方法についてです。
耳そうじには耳かきか綿棒を使います。
一般的に乾いた耳あかには耳かき、
湿った耳あかには綿棒が適していると言われています
耳そうじをする時に最も気をつけたいのは、
掃除をする範囲です。
耳の入り口から3.5㎝ぐらいの所には鼓膜がありますので、
掃除をするのは入り口から1.5㎝ぐらいまでに留めて、
鼓膜を傷つけないよう気を付けてください
耳には自浄作用があり、
耳あかを自然に外に排出する働きがあるため、
奥まできれいにする必要はないそうです。
耳そうじの頻度は、月に1~2回で十分です。
毎日のように掃除をすると耳の中が傷ついて
炎症が起きる外耳炎になる事がありますので注意しましょう
自分で耳そうじが上手くできない場合は、
耳鼻咽喉科で除去してもらうこともできます。
湿った耳あかの人や耳の穴が狭い人、
子どもや高齢者などは耳あかが溜まりやすいそうです
遠慮せず耳鼻咽喉科で相談してみてください。
※この内容は平成30年11月に放送されたものです
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アルプモーニングスマイル
パーソナリティー 秋本 和美
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