患部の組織や細胞を直接顕微鏡で観察する病理検査は、より正確な病気の診断や治療方針の決定、治療効果の診断に役立つ重要な技術です。
アルプ病理研究所では、免疫組織化学的診断や遺伝子診断など、先進的な手法を取り入れ、日本海側最大の民間研究検査機関として、地域の臨床医、病理医の皆さまとともに、地域医療の向上に貢献します。
SERVICE
1. 生検組織、手術標本の病理診断
2. 免疫組織化学的診断
保有抗体種類
- 上皮系マーカー:26種類
- 間葉系マーカー:13種類
- 組織マーカー:6種類
- 血液・リンパ球系(CD以外):24種類
- ホルモン関連物質:24種類
- 細胞周期、腫瘍マーカー:20種類
- 病原体:9種類
- 白血球分化抗原:36種類
- その他:21種類
3. 遺伝子診断
- PCR法
a.細菌やウイルス感染
b.遺伝子再構成 - In situ hybridization
4. 術中迅速診断
5. 学会発表の支援
- アルプにて病理診断された症例
a.写真撮影
b.病理学的所見の説明
6. 病理形態学的研究の支援
- 病理組織標本の作製
a.パラフィン包埋ブロックの作製
b.ヘマトキシリン・エオジン染色標本や一般の特殊染色標本の作製
c.免疫組織化学用無染色プレパラート標本の作製
d.免疫組織化学 - 固定組織やパラフィン包埋標本からのDNAの抽出
- 病理形態学を取り入れた研究に関する助言
7. 病理診断用図書の閲覧開放
STAFF
上田 善道
董仙会 恵寿総合病院 検査管理センター長・医学博士
1981年金沢大学医学部卒業
2001年金沢医科大学教授
2022年金沢医科大学名誉教授
日本病理学会認定病理医